目的

本研修では、CPTはアメリカのリーシック博士らが開発した、「トラウマに関する認知処理療法(Cognitive Processing Therapy; CPT)」を紹介します。これまで、性暴力被害者、子どもの頃からの虐待、戦争体験などによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)を対象に、その有効性が報告されてきました。その有効性は、米国、オーストラリア、ドイツ、コンゴなど、世界の多くの地域で確認されています。本研修では、CPTの基本的な考え方や、治療手続きを紹介します。また、デモンストレーションビデオを見ていただいたり、エクササイズをしたりして、CPTを臨床適用する練習を行います。

研修では実践的な内容を重視します。治療内容の初歩的な側面を知りたい方は『こころを癒すノート』(創元社)を、詳細を知りたい方は『トラウマへの認知処理療法:治療者のための包括手引き』(創元社)を予め通読し、認知処理療法の内容を理解しておくことを推奨します。両書籍ともに市販されております。
また、『認知処理療法 退役軍人/軍版:治療者用マニュアル』、『認知処理療法 退役軍人/軍版:マテリアルマニュアル』は、以下のサイトから無償でダウンロード可能です。
⇒資料ダウンロードはコチラ(CRT Resources/Congnitive Processing Therapy

研修概要

受講内容 講義とロールプレイを織り交ぜて1日研修を実施します。
対象者 精神医療業務に従事する医師、看護師、保健師、精神 保健福祉士、公認心理師等
参加要件

「認知行動療法の基盤研修及びうつ病に係る認知行動療法 研修」または
「認知行動療法の基盤研修及びうつ病に係るブレンド認知 行動療法研修」
を修了した方
※下記を満たしていれば、上記いずれかの修了で受講可能です。
※研修終了者の氏名、所属機関名、職種、を厚生労働省へ報告することに同意できること。
提出することの承諾の同意書を、申込者と所属機関長に書面で提出していただきます。

研修期間 2021年2月10日(水)
10:00~17:00
※参加特典として追加のビデオ配信あり
研修会場 Zoom(オンライン)
課題内容
(6時間)
  • CPTの概要と理論
  • 症状評価:PTSD症状の理解
  • PTSDの心理教育
  • スタックポイント、ABC用紙、考え直し用紙
  • 5つのテーマ(安全、信頼、力とコントロール、価値、親密さ)
  • 再発予防
    ※追加のビデオ配信[CPT臨床の実際]
講師

堀越勝(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
伊藤正哉(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
菊池安希子 (国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、認知行動療法センター)
髙岸百合子 (駿河台大学、認知行動療法センター)
牧野みゆき (国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
宮前光宏 (国立精神・神経医療研究センター神経研究所、認知行動療法センター)

※追加のビデオ配信:
今村扶美(国立精神・神経医療研究センター病院)
片柳章子(認知行動療法センター)
中島聡美(武蔵野大学)
森田展彰(筑波大学)
佐藤珠恵(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)

受講料 無料
定員 70名
(定員になり次第、受付期間内でも締め切らせていただきます)
申し込み期間 定員に達したため締め切りました

 

研修に関しての注意事項(必ずお読みください)

  • 申し込みにあたって、厚生労働省認知行動療法研修事業に関する推薦書、事務局が作成する参加者リスト(1氏名 2職種 3勤務先 4勤務先住所)を厚生 労働省へ報告することに関する同意書の提出が必須となります。
  • 受講時の通信にかかる料金は受講者のご負担となります。
  • 研修動画の写真撮影、録画、録音、送信、複製、改変、転載またはそれに準ずる行為、研修動画を権利者の許諾なく上映することは法律で禁止されています。
  • 研修動画の視聴URLを他者に漏洩することは固く禁止いたします。
  • 機器の使用方法、機器トラブル、配信トラブルについての対応はいたしかねますので、ご了承ください。
  • 申込受付期間後の申込は受け付けておりませんので、ご了承ください。

お問い合わせ

※お問合せの際には[CP20-6] 心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法研修についてとご明記ください。

■認知行動療法研修開発センター内
厚生労働省認知行動療法研修事業 事務局
cbt.kenshu.jimu@gmail.com

お申込み

個人情報保護方針をご確認いただき、同意のうえでお申込みをお願いします。

定員に達したため締め切りました

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