[CP15-2] 平成27年度認知行動療法研修事業 うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ

うつ病の認知行動療法の普及とうつ病患者への治療の質の向上を図ることを目的として、主にうつ病患者の治療に携わる方を対象に研修を実施いたします。

※本応募要項は、厚生労働省の研修事業で行われてきた研修を効率よく継続するために、昨年度の研修事業に準じております。しかし、まだ、今年度の厚生労働省の研修事業の公募が始まっていないため、研修内容、参加要件等に変更が生じる可能性があります。従来通りであればワークショップの後、面接の録音に基づく個人スーパービジョンおよびブラッシュアップ研修が行われますが、事業費の公募結果によっては、その計画が変更・中止になる場合もあることをお含みおきください。

最低２年以上の精神医療に従事した経験のある医師等を対象とした研修会です。
初回ワークショップと半年後のブラッシュアップワークショップの両方に参加し、当研修事業で実施する症例に基づく個別スーパービジョンを受けていただくことが参加要件となります。　　　　

◆申込時には推薦者（職場の上司）が必要となります。受講決定通知後、推薦者の署名捺印のある推薦状を提出いただきます。なお、ご自身が所属長の場合には推薦状は不要です。

◆何らかのご事情で推薦状をご用意いただけない場合には、勤務証明等ご所属を証明できる書類をご提出ください。また、その旨を事務局までメールにてご連絡ください。

◆本研修は、
1. うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ（2日間）
2. セッションの録音に基づくスーパービジョン（16セッション）
3. ブラッシュアップのためのワークショップ（1日間）
で構成する予定です。つきましては、スーパービジョンを受けるために、うつ病成人患者に対して個人CBTを実施できる方に限らせていただきます。

◆本研修事業
1. うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ
2. セッションの録音に基づくスーパービジョン
3. ブラッシュアップのためのワークショップ
の受講が済んだ方の氏名、所属、職種、所属連絡先（住所、電話番号）を厚生労働省へ報告します。また、厚生労働省の依頼により、都道府県の精神保健福祉センター等へ参加者リストを送付し、各地域にてご活用いただいております。参加者リストを提出することについて、本人および上司のご了承をいただいた方に限らせていただきます。

■京都会場
京都大学医学部構内　G棟2階セミナー室
京都市左京区近衛町

平成16年度厚生労働科学研究費補助金「精神療法の実施方法と効果に関する研究」および平成22年度から始まった厚生労働科学研究費補助金「精神療法の有効性の確立と普及に関する研究」で作成し有用性を検証した「認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル」と研修マニュアルに準拠したプログラムに沿って、講義及びグループワーク等を 行います。

研修スケジュール（案）は以下のとおりとなります。

[1日目] 13:00-17:30
（1）CBTの全体像の解説（講義）
（2）コミュニケーションスキル、ソクラテス式問答（演習）
（3）行動活性化（講義・演習）

[2日目] 10:00-17:00
（1）認知再構成法（講義・演習）
（2）問題解決技法（講義・演習）
（3）症例の概念化（講義・演習）
（4）終結・再発予防・スーパービジョンの進め方の解説
（5）質疑応答・まとめ

• 昼食・宿泊については、用意・案内はございませんので各自でお願いいたします。
• 参加要件を修了後、受講証をお渡しいたします。
• スーパービジョンが済んだ方を対象に、ブラッシュアップワークショップを行います。日程や場所等については、該当者へ追ってご連絡いたします。